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セットトップボックス・プラットフォーム

高品質で堅牢なセットトップボックス・プラットフォームが、コストを削減して市場投入までの時間を短縮すると同時に、TVのユーザー体験に変革をもたらします。

今でも「セットトップボックス」と呼ばれていますが、実際にTVの上に置かれていたのはもはや昔のこと。今日ではセットトップボックスは、IPやWiFiのコネクティビティを備えたコネクテッド・メディア・デバイスに進化しつつあります。そして、世帯のプライマリスクリーン(TV)に質が高くセキュアなプレミアムサービスを供給するほか、サービスの急速な発展とアプリサービスの充実が求められるようになりました。

セットトップボックスの仮想化によって機能はクラウドに移行していますが、顧客体験の制御と最適化のためには、専用デバイスとその利点も引き続き必要です。

顧客体験の向上

サービスプロバイダーにとって、TVのユーザー体験はブランドを支える大切な要素です。セットトップボックスは、サービスプロバイダーが体験を構築する基盤として、また他の体験をあわせて共同提供するプラットフォームとして、加入者が作成した使用データを維持しつつ、ユーザー体験の管理をさまざまな方法でサポートします。

サービスプロバイダーが得られるセットトップボックスのメリットには、以下のようなものがあります:

  • コンシューマーがTVをつけた時に最初に見るメインのスクリーンインターフェースを提供 - リストをスクロールしてサービスプロバイダーのアプリを探す手間が不要
  • TVモデルの増加ペースに対応する合理化されたテストとサポート
  • 音声制御やIoT機能などリモコンの機能を定義
  • 価値の高いコンテンツの権利獲得がしやすくなるコンテンツ保護のオプション
  • ユーザーインターフェースにサードパーティのOTTサービスやアプリを統合可能
  • 顧客とのやりとりや関係、使用データの維持

サービス品質を保証

  • TVのメーカーに関係なく、すべての顧客に一貫したユーザー体験を提供
  • 簡単に導入できるリモート管理やサービス監視ツール
  • HDや4K、ならびに今後のビデオの標準に応じた質の確保に必要なWiFi接続の指定機能

進化するサービス

最新のセットトップボックス・プラットフォームは次のような特徴を備え、コンシューマーエクスペリエンスを充実させる機能を提供します:

  • より鮮明で3Dグラフィックを用いたリッチなユーザーインターフェース
  • UltraHDのコンテンツ - 広色域、高いフレームレート、ハイダイナミックレンジ(HDR)の4K、8Kに対応
  • 質がさらに向上したサラウンドサウンドオーディオ
  • 音声制御機能
  • 現在主流の壁取り付けの薄型TVでも設置が容易で、セットトップボックスの設置場所が柔軟に選べるWiFiコネクティビティ
  • 家屋内のタブレットや携帯電話にコンテンツをストリーミング配信する機能 - ネットワーク帯域幅の追加は不要
  • 視界から隠しておけるごく小型のセットトップボックスとBluetooth LEリモコン

サービスプロバイダーのコンテンツ配信とサポートのコストを低減する、次のような性能を備えています:

  • HEVCをはじめ、ネットワーク帯域幅の需要を低減する効率性の高いエンコーディングに対応
  • セットトップボックスはARRIS HomeAssure™のような自己最適化・管理型ホームネットワークの一部になるため、低いOPEXコストで優れたワイヤレス体験が提供可能
  • マネージドデバイス:メインのTVにプレミアムサービスを提供するためには不可欠な、遠隔での監視、診断、分析の機能
  • サードパーティのIP VODサービスに対応し、コンテンツのライセンス契約コストの削減と、VODコンテンツカタログの拡大を可能に

        

ARRISセットトップボックス・プラットフォーム - 進化するセットトップボックス

        
        

4Kセットトップボックス市場

セットトップボックスのコンシューマーエクスペリエンスは、サービスプロバイダーのブランドを左右する重要な要素です。コンシューマーの需要と競合他社のサービスオプションに基づいて、市場の動きに機敏に対応するアプローチでサービスの創造と開発に取り組み、市場での差別化を図る必要があります。

当社では、セットアップボックス・プラットフォームに幅広いサードパーティのソフトウェア・ミドルウェアによるユーザー体験製品を取り入れ、ユーザーインターフェースのオプションを提供するアプローチを取っています。また、サービスプロバイダーがARRISのソフトウェアやサービスを利用して独自のUIを開発することも可能です。

ソフトウェアプラットフォームで導入を簡素化

セットトップボックスは通常、デバイスの種類を問わずどれでも復号化やビデオ再生など同じような役割を果たします。顧客体験を左右する固有の部分は、メニューの「見栄えと使用感」や、顧客とUIのインタラクションを支えるロジックにあります。

従来型の「ミドルウェア」はこれまで、セットトップボックスのハードウェア上で直接動作するクライアントとソフトウェアが一体になった装置でした。しかし近年の業界トレンドは、セットトップボックスの一般的な機能を果たしつつ、ユーザーインターフェースを表示するソフトウェアにAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を供給する「ソフトウェアプラットフォーム」や「ハードウェア抽象化レイヤー」へと移行しています。

ARRISは、KreaTVや他の多くのミドルウェア・ソフトウェア・ソリューションを通じて、セットトップボックス・ソフトウェアのアプローチに関する10年以上の経験を有しています。当社は現在、以下に対応するセットトップボックス・ソリューションを提供しています:

RDK
COMCASTが開拓したRDKは、ケーブルTVサービスプロバイダーの間で支持が高まっているオープンソースのソフトウェアプラットフォームです。RDK開発の世界的なリーダーであるARRISは、そのコードベースに貢献し、世界中で数千万にのぼるRDKセットトップボックスを提供して多数の顧客への導入を成功させています。ARRISは、COMCASTのX1プラットフォームにRDKベースのセットトップボックスを供給しており、このプラットフォームはシンジケート化されて他のサービスプロバイダーにも利用されています。

KreaTV
ARRISのセットトップボックス用の成熟したソフトウェアプラットフォームです。サードパーティのUI/ミドルウェアのオプションが豊富で、開発と新しいハードウェアへの移行を簡素化する点がサービスプロバイダーに好評です。

Android TV
セットトップボックス、タブレット、スマートフォンの共通の開発環境をもたらすAndroidは、選択肢として急速に魅力を高めています。Android TV Operator Tier(GMS)は、サービスプロバイダーのブランドに即したユーザー体験と、YouTubeやAndroidアプリストアなど使い慣れたGoogleサービスの提供を可能にします。事業者はAndroid Open Source Projectを利用して、Googleサービスやアプリケーションストアを統合せずにユーザー体験を詳細に管理することもできます。ARRISは長年にわたってAndroid AOSPおよびGMSソリューションの開発を手がけ、複数の大手サービスプロバイダーに導入した実績があります。

また、ハードウェアに直接統合できるユーザー体験ソフトウェアのソリューションも提供しており、サービスプロバイダーのためのオプションを幅広くご用意しています。
    

ソフトウェアプラットフォームで導入を簡素化
 RDK-VAndroid TVARRIS KreaTV
ライセンス供与モデル 無償ライセンス  無償ライセンス  機能に応じた使用料 
オープン標準  HMTL5、Linux、GStreamer、他  Android TV Operator Tier GMS
完全管理向けにAOSPオプションあり 
HTML5 
アプリケーション対応  HTMLアプリ、YouTube、Netflixは要契約  Android、HTML、Playストア(収益分配を含む)、Operator TierではYouTubeおよびNetflix、合意によりその他も可  統合されたHTMLアプリ、YouTubeおよびNetflix 
マルチスクリーン対応  クラウドおよびセットトップボックス  クラウド  クラウド 
業界での普及状況  大手ケーブル事業者  モバイル、ウェブ、TV  ヨーロッパの電気通信事業者 
移植性  ハードウェアに依存しないゲートウェイおよびセットトップボックスの共有コードベース  ハードウェアに非依存  ARRISのハードウェア限定 

           
ハードウェア抽象化レイヤーのメリット

  • 市場投入までの時間短縮 - 新規UIの開発や既存UIの修正がより迅速に
  • ハードウェアに非依存 - 新しいハードウェアがリリースされると、セットトップボックスのベンダーがソフトウェアプラットフォームの統合作業を行い、ユーザー体験の移行に要する開発の手間を低減
  • より豊富な選択肢 - 同じソフトウェアプラットフォームに対応するベンダー提供製品のマルチソーシングが容易
  • スキルを持つ多数の開発者を利用可能

関連情報

確かな魅力のある最新のユーザーインターフェースは新規顧客の獲得に役立ちますが、既存の顧客にも同様の体験を提供することが重要です。すでに設置済みのセットトップボックスは、グラフィックのレンダリングやHTMLブラウザの動作に必要な処理能力とメモリを備えていない場合があります。その対処方法の選択肢には以下が考えられます:

  1. プラットフォームをそのまま使い続け、既存の加入者と新規加入者で体験が異なることを受け入れる
  2. 新しいUIに対応できるよう既存のセットトップボックスを一新し、設備投資と事業計画の問題に向き合う
  3. ActiveVideo®のような仮想UIのアプローチを採用する

セットトップボックスの機能を仮想化する方法なら、サービスプロバイダーは「破棄、交換」をしなくても、新規または現行を問わずすべてのセットトップボックスで一貫したユーザー体験を提供することができます。クラウドでUIのレンダリングを行い、結果を画像としてビデオストリームでセットトップボックスへ配信することで、グラフィックとビジュアルがよりリッチなユーザー体験を実現できます。フットプリントの小さな「ナノクライアント」がセットトップボックスにインストールされており、リモコンキーの指示をデータセンターのサーバーへと伝達します。これらはすべて各セットトップボックスに適した形式で処理され、適切なUIがビデオとして配信されます。

ActiveVideo CloudTVプラットフォームを利用すると、サービスプロバイダーは既存のミドルウェアプラットフォームから新たなプラットフォームへの移行を簡素化でき、セットトップボックスの交換や複雑な統合作業が不要になります。完全なEPGやクラウドベースのVODライブラリ、OTTサービスアプリケーションなど、各種レベルの仮想機能に対応できます。

従来型のセットトップボックス・ハードウェアでは非対応なOTTサービス/アプリケーションの導入も可能に。クラウドで動作するこの新しいアプリケーションを、インストールされたナノクライアントを通じてあらゆるデバイスに提供できるため、導入や認証評価にかかる時間を短縮できます。

ActiveVideoはARRIS Group, Inc.(NASDAQ:ARRS)とCharter Communications(NASDAQ:CHTR)の合弁事業です。

従来型セットトップボックスで新しいユーザー体験を実現

関連情報

サービスプロバイダーも認識している通り、ハードウェアのコストが低ければいいというものではありません。今日において成功を収めるには、質が高く信頼できる総合的なサービス配信プラットフォームに見合ったソフトウェアとハードウェアの最適な組み合わせが不可欠です。

ARRISの価値ある投資であるソリューションは、次のような特徴を有しています:

  • ケーブル、電気通信、サテライト、OTT事業向けのカスタムソリューションや既成製品
  • 理想的なソリューションをカスタム構成できる、柔軟性と専門知識と豊富な機能を備えた拡張性
  • サービス配信プラットフォームに関するエンドツーエンドの専門知識(ビデオ処理、ネットワーク、仮想化)を駆使してお客様のアーキテクチャに適したソリューションを設計
  • 世界中の大手サービスプロバイダーに高品質な製品を提供してきた実績
  • 必要な時に必要な量の製品を供給できる最先端のサプライチェーン
  • システム統合サービスおよびUX設置サービス
  • DRMと限定受信の幅広い製品オプションを備えたコンテンツ保護に関する専門知識
  • あらゆるミドルウェアやUIに対応し、ユニークな顧客体験の構築を支える柔軟性を提供
ARRISのセットトップボックス・ソリューションを選ぶ理由 - 拡張性の高いサプライチェーン

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